臨海部に立地して建築されている一戸建ては、塩害対策が重要な課題です。塩害は金属だけでなく、木材にも劣化促進を作用させることがあります。建築用の木材は、雨にも強く、本来は塩害にも強いのですが、柱と梁の接合部分などに金属の部品を使用することも多いため、相乗効果で劣化してしまうケースがあります。臨海部では塗装に注目すると良いでしょう。
しっかりとした塗膜に覆われている一戸建ては、建物全体をカバーで覆われて保護されているのと同じです。臨海部のように塩害対策が必要なエリアでは、塗膜が劣化しにくい無機質塗料が理想的です。無機質塗料で外壁を塗装しておくと、高い防水性と通気性が備わります。無機質塗料で塗装された外壁は、耐塩害性も備わります。
初めて塗装するときは、見積もりの段階で、価格が高いと感じられるかもしれません。一戸建ては長期的に暮らせる住まいです。自分で所有して暮らす場合でも、第三者に賃貸借契約で入居してもらう場合でも、塗膜の重要性は変わりありません。とくに賃貸経営に活用するとなると、メンテナンスや修繕の必要が出てきたときに、施工費だけでなく、不動産管理会社への管理手数料も必要になってきます。
オーナーの判断で、無機質塗料で塗装しておけば、かなり長期的に再塗装をしなくても大丈夫に仕上がりますので、賃貸経営では経費節約になり、とても経済的です。臨海部の一戸建てに無機質塗料を塗装しておけば、対塩害性も備わるのだということを覚えておくと良いでしょう。
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