一戸建て住宅は、ファミリー向け物件でもあることから、間取りと広さだけでなく、断熱性能の有無も注目されています。間取りと広さは、住まいの快適さにとって重要です。断熱性能の有無は、冷房費や暖房費に関係してきますので、家計における光熱費の増減に影響してきます。賃貸物件に入居する場合は、家賃だけでなく、水道光熱費の出費も考慮しておいたほうが良いでしょう。
家賃が安くても、光熱費が高くなってしまう物件に入居してしまうと、家賃が高くても光熱費を抑えられる物件に入居した場合と比較して、一ヶ月あたりの支出額が高くなってしまうこともあるからです。一戸建ては、外壁の仕上がりを見ただけで、ある程度の光熱費を予測することも可能です。下見をしたときに、一戸建ての外観を見て、どんなに美しい見栄えに仕上がっていても、有機質塗料で外壁を塗装されている場合は、入居してからの外壁の塗膜の劣化が早く感じられるようになります。退色も起きやすいので、目に見えて古くなったように感じられるとともに、性能の劣化に伴って光熱費が高くなっていく可能性があります。
無機質塗料で塗装されていれば、年数が経過していても、高い断熱性能が維持されやすいです。断熱性能の中でも、とくに注目したいのが遮熱性能です。一戸建ての外壁に、遮熱性能が備わっていると、外壁表面温度が高くなりにくく、その結果として室内の温度も高くなりにくくなります。エアコンの省エネ効果を期待できる住まいになり、光熱費の抑制に効果的です。
遮熱性能の備わっている、無機質塗料で塗装しておくことで、建物の管理コストも、生活費の中の光熱費のコストも、低く抑えやすくなります。
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